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2014年5月の33件の記事

2014年5月21日 (水)

少しは進歩した?

 このブログのおもなテーマが読書なので、本の写真をアップする事が多い。

 使っている多機能プリンタにはスキャン機能があるが、僕には使えない。それでカメラ写真をアップする。

 僕の使っているカメラ、CASIO EXILIMには名刺などを写すモードがあり、歪んだ四角形に写った写真を、長方形に直してくれる。ただし縦横比が合わないと、余白が生じる。

 この余白を取って、スマートな写真をアップするべく、「Windows Live フォトギャラリー」でトリミングを試みる。縦横比で、203×254、130×180など、幾つかあるが、本の縦横比に合わない。

 最近になって、その中にA4という選択肢を見つけた。A4判だけでなく、印刷用紙、本の縦横比は半分に折っても同じ比になる、1:ルート2になっている場合が多い。

 実際、本の写真をA4にトリミングすると、ちょうど合って余白が出なかった。

 細長い本の1部は、9×16の比で合う。また花の写真(日の丸写真です!)や、CDの紙ジャケットは、正方形にトリミングすれば良い。

 こんな初歩的な事で、目の前にあっても、なかなか気付かないことがある。

 またメール画面を開いて、メール名の現れるまでしばらく時間がかかる。これまで、メールを待っているのか、メールが無いのか、わからずに、しばらく待っている場合があった。

 しかしこれも最近に気付いたのだが、メールが無い場合は、画面右下に「新着メッセージなし」という表記が出るのだった。このパソコンを買ってから、3年余りも気付かなかった!

 このようにして、少しずつパソコンと僕との付き合いも、進歩するのだろうか。

Photoフリー素材タウンより、藤の1枚。

2014年5月20日 (火)

「ハイドン作品集」より「ウェールズ民謡集(2)」

Cimg7701 BRILLIANT CLASSICS版「ハイドン作品集」(CD150枚+解説CD1枚)より、聴き進んで今日は、69枚め、「ウェールズ民謡集(2)」(全3枚・62曲より)を聴いた。

 パソコンのiTuneのほうが、Windows Media Playerより、音質が良いような気がする。

 今年2月6日の記事(←リンクしてある)、「悲しみの聖母」に継ぐアップである。

 スコットランドの人士、ジョジ・トムスンの依頼による編曲である(ウィキペディアより)。

 民謡らしく、朗々と、あるいは軽やかに唄われる。最終21曲めは、哀愁を漂わせる。

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2014年5月19日 (月)

歌誌2冊

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 5月15日にAmazonへ、歌誌「歌壇」2014年6月号を注文し、翌日16日に届いた。

 大型書店まで、往復1時間をかけ、費用をかけ、買いに行くのが嫌になる時があるから。

 また5月17日に、結社歌誌「コスモス」2014年6月号が届いた。もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」(←リンクしてある)の記事で、僕の掲載歌、他を読める。

 この2誌を、読みおえたなら、ここで紹介する。

2014年5月18日 (日)

オウィディウス「名婦の書簡」

 平凡社「世界名詩集大成(1) 古代・中世篇」(1960年・刊)より、古代ローマ詩人、オウィディウスの「名婦の書簡」の抄訳を読みおえる。

 今月7日の記事(←リンクしてある)、ティブッルス「詩集」より、に継ぐ。

 オウィディウス(BC43?~AD17?)は、初期の恋愛詩集「恋の歌」「名婦の書簡」「女の化粧法」「恋の技法」「恋の療治」、円熟期の「変身物語」「祭暦」、黒海の僻地・トミスへ追放された後の「哀しみの歌」「黒海からの便り」「イービス」、他の作品を執筆したとされる。

 この「名婦の書簡」21編より、ここでは3編を訳している。原文の1編で約200行程あるせいか、散文形式で訳されている。「オエノーネーよりパリスへ」「アリアドネーよりテーセウスへ」「サッポーよりパオーンへ」である。

 神話の女性(サッフォーは歴史上の人物とされる)が、背いて去った夫や恋人へ送った書簡、という想定の詩である。神話には男女差別はなく、手紙を書く必要も無かった筈だが、という思いが、この詩の興趣を薄めている。

 このあと「黒海からの便り」より6編が訳載されている。

Photo「フリー素材タウン」より、黄薔薇の1枚。

2014年5月17日 (土)

山口波津女「良人」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第8巻(1981年・刊)より、12番めの句集、山口波津女「良人」を読みおえる。

 先月28日の記事(←リンクしてある)、野村泊月「定本 泊月句集」に継ぐ。

 1951年、山口波津女句集刊行会・刊。

 夫・山口誓子の序文、1928年~1950年の374句(制作年順)、年譜、後記を収める。

 彼女は夫が「ホトトギス」→「馬酔木」→「天狼」と移るに従い、次第に句が先鋭化して行ったようだ。

 山口波津女(やまぐち・はつじょ、1906年~1985年)にはこの後、「天楽」、「紫玉」の句集があり、没後の全句集も刊行された。(三省堂「現代俳句大辞典」に拠る)。

 以下に5句を引く。

手毬つく髪ふさふさと動きけり

螢きて畳にひかりともしけり

天の川ながき手紙を書き終る

甘藷掘りしその夜の雨を聞きにけり

夫の手とわが胼の手と触(さわ)るとき

Photo「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2014年5月16日 (金)

「三島由紀夫全集」第1巻より、初期短編(1)

 36巻本「三島由紀夫全集」第1巻より、初めの初期短編小説、5編を読みおえる。「酸模」「座禅物語」「鈴鹿抄」「暁鐘聖歌」「館」である。

 僕がこの全集を入手した時期は古いことだが、資料がある。歌誌「コスモス」2000年12月号に、僕の1首「欲りてゐし三島由紀夫の全集が相場の半値とあれば購ふ」が載っていて、同年9月頃に購入したらしい。ちょっとしたエピソードがあるのだが、別の機会に述べたい。

 この5編について、特別書き立てる事もない。「酸模(すかんぽう)」の絶対的な純粋への郷愁が心を惹く。

 いつ読みおえられるか知らないが、この全集を蝸牛の歩みで読み進めたい。

 なお1部で、三島由紀夫の神格化が進んでいるが、1読者の僕には厭な事だ。

Imgp0562キッチンの窓辺の鉢で、ミニ薔薇が6度めの花を咲かせた。

2014年5月15日 (木)

「日本国立公園」第4巻

Cimg7693 全4巻の写真集「日本国立公園」より、第4巻「九州/沖縄篇」を見おえる。

 毎日新聞社、1986年・刊。

 B4判、158ページ、カラー写真・110枚。

 今月9日の記事(←リンクしてある)、同・第3巻に続く。

 西海国立公園では、生月島・塩俵の断崖の柱状節理が、5角柱の塊になっているようで、珍しい。

 阿蘇国立公園では、草千里ケ浜の牛の放牧風景が、いかにものどかである。

 西表国立公園では、黒島のキノコ岩が、1本脚のテーブルのようで、奇景である。

 大判写真集・全4巻を見おえて、ゆったりと国内旅行をした思いでいる。

2014年5月14日 (水)

「その二集」末まで

 歌誌「コスモス」2014年5月号の、「その二集」を、外国から北海道へ入り、南下して読みおえた。

 今月10日の記事(←リンクしてある)、「『あすなろ集』末まで」に続く。

 僕が付箋を貼ったのは、神奈川県、M・文男さんの次の1首(171ページ)。

卒寿にて一人となりし家の中威勢をつけて福の豆まく

 ユーモアの中にペーソスがある。他の2首も読むと、福島県の原発事故を逃れて、移住している方らしい。

 「コスモス」に入会した方は、「その二集」から短歌を発表し始めるのだが、明らかに人数が少なく、「コスモス」は将来的に会員数が減るだろう。入会者は毎月、公表されているのだが、入会しても辛抱できずに退会する方が多いのだろうか。

Photo「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2014年5月13日 (火)

5月の花

Imgp0554_2

Imgp0561_2

Imgp0557_2 5月の花を紹介する。

 左上の写真は、庭のハマナスの花である。大株になった。

 右上の写真は、キッチン窓辺のミニ薔薇赤花のアップである。先月30日の記事(←リンクしてある)に続く、5回目の開花である。

 左下の写真は、5月9日にあるホームセンターで買った、レモンイエロー色の花のカーネーション。玄関の靴箱の上に置いてある。

 母の日のため、ささやかに。莟が多いので、咲かせるべく努力している。

2014年5月12日 (月)

「知の技法」

Cimg7687 東京大学出版会「知の技法」(1994年・初版)を読みおえる。

 東大教養部のテキストとして出版されたが、ブームを呼び、ベストセラーとなった。

 また続編「知の論理」、「知のモラル」が出版された。

 知の技術と方法をめぐって、20年前に書かれた文章群である。「知の論理」の「はじめに」で許される通り、興味のある部分だけ(約半分以上)を読んだ。

 中村雄祐「フィールドワーク――ここから世界を読み始める」の実践的・自省的文章や、翻訳の大家・柴田元幸「翻訳――作品の声を聞く」の世慣れた文章、詩人・松浦寿輝「レトリック――Madonnaの発見、そしてその彼方」の際物的文章、などが印象に残る。

 知のヒエラルキーのトップに、僕の思うような学問を求める事は、無理なのだろうか。「知の論理」「知のモラル」も読み続ける予定である。

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